5月10日(火) 2番極楽寺~10番切幡寺

天気 曇り後時々雨

今日は9寺を打つ予定。
(遍路では寺を回ることを打つと言う)

今年は閏年記念と四国遍路日本遺産登録記念で各寺で記念札2枚が頂ける。

4番の大日寺は、四国遍路88か所中同じ名前の寺が3寺ある。何か繋がりがあるのか納経所のお坊さんに尋ねたところ、大日如来に由来して名付けられたことの繋がりのみとのこと。

6番安楽寺は温泉付の宿坊がある。
入口の山門脇には近代遍路の確立に尽力した徒歩巡拝全国友の会会長谷正氏の昔標識も全く無い道を歩いた苦労話が掲げられていた。

7番十楽寺には宿坊の他食堂もある。ただし予約制。

9番法輪寺の納経所で最近のお遍路さんの状況を尋ねたら、自分の様に一人歩きお遍路さんが多いらしい。時期的に5月は定年退職した人等が思い立つケースが多いかもしれない。

スタートからここまで予定より若干遅れ気味。スタートも予定より少し遅れていたためのんびりしていられない。
寺での参拝を休憩代わりに15分前後参拝・撮影したら移動の繰り返し。
昨日は遍路さんにほとんど会わなかったが今日は割と多い。
歩きお遍路さんとは20人ほどと会った。
歩き遍路の場合、歩行ペースが同じならば歩きながら話をすることもあるが中々一緒に歩くことはない。各人各ペースで、次の目的地に急ぐ人、身体を気遣いゆっくり歩く人など様々。
私も今回の計画は余りゆとりのない計画で参拝は短め、歩行はゆっくりだが休憩は基本的になし。
10番の切幡寺に向かう道では、私より2~3割早いペースのお遍路さんに抜かれた。
切幡寺でまた出会ったので「健脚ですね」と声をかけたら今日から明後日まで宿を予約済み、その後飛行機で横浜に帰る計画で急いでおり、本当なら小走りで進みたいのだが膝を痛めているため我慢して歩いているとのこと。
明日の計画を尋ねてみると私の1.5倍の距離を予定している。
明日は遍路ころがしの異名を持つ12番焼山寺が待っている。

切幡寺では自転車お遍路さんも2人いた。割と軽装の自転車お遍路さんと話したら徳島に宿を取り日帰り遍路しているとのこと。
この他にも若い外人の自転車お遍路さん3人組(88か所制覇を目指す)や外人夫婦お遍路さんにも会った。外人夫婦お遍路さんとは、寺に着くとどちらかが少し先に着いていて顔を合わせることが3~4回続きお互いニッコリ挨拶。最後は女性の方から「ガンバッテ」と声をかけられた。

この日最後の切幡寺は本堂まで300段以上の石段登りがあり最後の気力を振り絞って登った。
16時過ぎに着いた切幡寺の後には、次の宿泊地まで約10kmの移動があり、宿泊地に着いたのは19時過ぎとなり、流石に疲労困憊だった。
宿泊地の鴨島温泉は善根宿のある歩きお遍路さんの疲れを癒してくれる優しい場所だった。


2番極楽寺の長命杉の紐に触り霊気を頂く


のどかな遍路道。残念ながら今は少ない


遍路道途中の「愛染院」の山門にビックリ


6番安楽寺山門にあったお遍路苦難の過去


聖徳太子が使った馬を繋いだ石?→聖徳太子の時代と繋がりがあるとはビックリ!


10番切幡寺へ向かう長~い石段


寝場所を提供いただいた「鴨の湯」
とても親切でした。

7時00分 ドイツ村を出発
7時20分 2番極楽寺
8時15分 3番金泉寺
9時50分 4番大日寺
10時30分 5番地蔵寺
11時50分 6番安楽寺
12時30分 7番十楽寺
14時00分 8番熊谷寺
14時50分 9番法輪寺
16時15分 10番切幡寺
19時00分 鴨の湯に着

歩行時間 10時間30分
歩行距離 43km

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