東日本徒歩旅14日目(H30年4月23日)

34 東日本徒歩旅

天気 曇り

昨日まで暑い日が続いたが今日は一転して寒さを感じる。
早朝の低気温が日中も上がらず更に風も強いため途中からレインウェアを着る。

朝の通学時間帯7時半前後に気仙沼市唐桑町の小原木地区を通る。
小学生や中学生とすれ違うと挨拶する子としない子に分かれる。
小学校低学年の女子児童が1人で歩いている後ろを歩いた時は道の反対側に避けられた。
不審者が多い世の中になり用心深いことは大切。
一方で全てを疑って生きることも大変苦労すると思う。
挨拶する子の割合が多かったのは嬉しい。
しかし昔はもっと気楽だったのに現代は難しい世の中になった。

小原木地区の駐在所前を通った時に丁度お巡りさんと出会う。
近くに「大理石海岸」があり所要時間を尋ねると近道を教えてくれた。
数分間立ち話をし私の旅行やブログの話もして興味を示してくれた。
この周辺も過疎化で寂しいためブログで地区をPRしてほしいと話していた。
昨年来お巡りさんが苦手になっていたがこの日出会ったお巡りさんは親切で優しい人。
大理石海岸に下りて行くと「防潮堤工事中で遊歩道の使用は不可」の立て札。
少し遠くに見える岩島が大理石かな? と推測。

陸前高田に入り奇跡の一本松近くで旅人と出会う。
年齢は20代位でヒッチハイクと歩き旅を組合せて旅しているらしい。
4年間ずっと旅を続けている! とのこと。
今日は気仙沼のお魚市場に向かうためヒッチハイクを思案中。
4年間旅を続けるにはお金も必要で大変では?と尋ねると「何とかなる」らしい。
笑顔も心意気も素敵な好青年だった。

奇跡の一本松の駐車場では醤油ソフトを売る「八木澤商店」に立ち寄る。
八木澤商店は酒屋から醤油醸造に転業したが震災で工場が全滅。
同じ場所に再建を模索したが水源も被害を受けたため止むを得ず一関に移転再建。
震災後3年目にこの店を開店したが年々観光客が減っており経営は苦しいらしい。
醤油ソフトは5年前の自転車旅行の時小豆島で食べて感激した。
小豆島のマルキン醤油のソフトは醤油味が濃く八木澤商店のソフトは醤油味は薄い。
醤油好きには物足りないかもしれないが万人向けで誰でも抵抗なく食べられる。

午後2時前に碁石海岸インフォメーションセンターに立ち寄り遅い昼食を食べる。
3年前のみちのく潮風トレイル時、未だ休業中のキャンプ場のそばで野宿した。
その際の野宿に良さそうな場所を教えてくれた職員の人と再会。
(再会と言っても相手は記憶になさそうだったが)
3年前にお世話になったお礼を改めて述べて潮風トレイルの近況を尋ねる。
みちのく潮風トレイルは今年中には全線開通の予定らしい。
各地の名所が年々追加されて結果的にはコース全長は1000km近くになるらしい。

この日の宿の大船渡温泉は4年前にできたばかりのピカピカ旅館。
9千円以下の宿泊料金なのに料理が豪華で美味しい。
骨まで軟らかく煮込んだ「かじきまぐろの兜煮」は特に美味でおかわり可。
少し醤油味が濃い気もするがお替わりも頂いた。
夕食を食べ過ぎたためか夜の眠りは浅めだった。

早朝出発時の気仙沼港

小原木駐在所

お巡りさん、お世話になりました。

大理石海岸

震災遺構・気仙中学校

奇跡の一本松

下を走るトラックに比べて一本松の高いこと

旅人くん(tabi669)と出会う

良い旅を

八木澤商店の醤油ソフト

祈!千客万来

盛土に挟まれた震災遺構・下宿定住促進住宅

住宅の4階まで津波到達

つばき園と海

碁石海岸・大浜

碁石海岸インフォメーションセンター

職員さんにお世話になりました

碁石海岸・綾里崎

大船渡温泉

05:30 気仙沼港・発
07:50 大理石海岸(10分)
10:00 奇跡の一本松・旅人出会い・醤油ソフト(15分)
13:50 碁石海岸インフォメーションセンター(40分食事休憩)
16:20 大船渡温泉・着

歩行時間 10時間00分
歩行距離 41km

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